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project PLANET BLUE プロジェクト プラネット・ブルー

作業者の健康を守りたい。思いをカタチに、アイディアをプラスしたプロジェクト“プラネット・ブルー”

鉄よりも軽い素材の切削加工に適している「NCルータ」。
それらの素材は主にドライの状態で加工されるため、切削くずは非常に細かな粉塵となります。
それにもかかわらず、NCルータでは、ワークが大きいため、オープン・タイプのものがほとんどで、
「切削粉塵が出てあたりまえ」というのが“業界の常識”となっていました。
しかし、切削粉塵による工場の作業環境の悪化や、人体の健康に与える影響、機械の駆動装置の寿命を極端に短縮してしまうことが
問題になってきた為、NCルータを発明した当社に“業界の常識”を変える使命があると考えました。
そこで、作業エリアに切削粉塵が出ることなく、さらに機械の駆動装置に切削粉塵の影響が及ばない、
そして作業終了後の機械及び機械周辺の清掃が不要で、作業時間を大幅に短縮することを可能にした
完全ダスト・フリータイプのNCルータ「プラネット・ブルー」シリーズが誕生しました。
庄田鉄工は作業者の生命、そして企業の存続を守るNCルータを提供して参ります。

生命を守る。

昨今、切削粉塵の吸入ばく露による健康障害が問題となっています。多量の粉塵を長期間吸い込むと、十分に排出・処理することができず、呼吸機能が低下する「塵肺」や、発がん性粉塵による「肺腫瘍(がん)」、粉塵に対するアレルギー反応である「喘息」など、人体に様々な害を及してしまいます。しかし、プラネット・ブルーは、完全ダスト・フリー構造で切削粉塵を作業環境に排出せず、粉塵が人体の健康に深刻な影響を与えるという社会的課題を解決しました。

塵肺について

クリーンな環境。

切削加工の現場では、切削粉塵の飛散などによる作業環境の悪化が問題となっていました。しかし、プラネット・ブルーは加工エリアを密閉するとともに、集塵機と送風機の組み合わせにより、気圧をコントロールするなど、さまざまな機能を駆使して切削粉塵を閉じ込めることで作業環境を大幅に改善することに成功しました。また、集塵機能はヘッドの冷却機能も兼ねている為、液冷用のクーラント・ポンプが不要となり年間約1.7トンものCO₂排出量を削減。地球環境にも配慮しています。

メンテナンスコスト削減。

切削加工することにより発生する粉塵が、機械の駆動装置の寿命を短くする素材が増えて参りました。そこで庄田鉄工では、根本的な機械の構造を見直し、切削粉塵が発生する加工エリアと、駆動装置のあるエリアを完全に分離。切削粉塵による駆動部への障害や性能劣化を抑制することに成功しました。そのためセラミックなど切削粉塵が研磨剤になるような素材を加工する場合、従来のNCルータと比べて、1年間に約260万円、10年間で約2,600万円ものコスト削減を実現しました。

作業時間を大幅カット。

切削粉塵の発生する加工エリアを密閉することで、作業エリアに切削粉塵が排出されないため、1日約30分間の清掃時間が不要になります。そのため従来のNCルータと比べ、1年間に約45万円、10年で約450万円ものコスト削減を実現しました。

塵肺について

塵肺

塵肺とは

小さな土ぼこりや金属の粒などの無機物または鉱物性の粉塵の発生する環境で仕事をしている人が、その粉塵を長期間にわたり多量に吸い込むことで、肺の組織が線維化し、硬くなって弾力性を失ってしまった病気のことです。

塵肺の症状

初期症状は息切れ・咳・痰が増えるなどですが、進行すると肺の組織が壊され、呼吸困難を引き起こします。また、気管支炎、肺がん、気胸などの合併症にかかりやすくなるので注意が必要です。粉塵作業を行っているとは気づかなくても、塵肺の症状は数年から十数年かけてゆっくりと進行します。

肺

塵肺の種類

症状の現れ方や進行速度は、原因となる粉塵の化学組成や粒子の大きさ、吸入量によって異なり、また、性・年齢・体質などによっても個人差があります。以下は粉塵の化学組成による分類のうち主なものを紹介します。

  • 珪肺

    石英、珪石など遊離珪酸を含む粉塵の吸入が原因。

  • アルミ肺

    アルミニウム粉塵の吸入が原因。進行が早く、数年間程度で呼吸困難、衰弱などの症状が現れる。

  • ボーキサイト肺

    アルミニウムの原料であるボーキサイトの粉塵の吸入が原因。進行が極めて早く、2~4年で死亡にいたる。

  • 酸化鉄肺(鉄肺)

    酸化鉄の吸入が原因。電気溶接工にみられる。あまり進行しないといわれる。但し、吸い続けていると数十年で肺が膠の様に硬くなり呼吸困難に陥り、治療は不可能となる。

  • 石綿肺

    石綿(アスベスト)の吸入が原因。肺癌の合併が多い。また、悪性中皮腫を合併する。

塵肺の治療

一度塵肺にかかると、粉塵作業をやめた後も病気は進行します。塵肺そのものについては、現在、治療の方法がありませんが、咳に対しては鎮咳剤、痰に対しては去痰剤、呼吸困難に対しては酸素療法など症状に応じた治療が中心となります。

一度塵肺にかかるともとの正常な肺にはもどらず、粉塵作業をやめた後も病気は進行します。さらに塵肺を治す根本的な治療がないことを考えると、粉塵の発生源対策、局所排気装置等の適正な稼働、呼吸用保護具の適正な着用などにより粉塵へのばく露防止対策を徹底することが重要です。

平成25年3月には厚生労働省より「第8次粉塵障害防止総合対策」が発出され、事業者は粉塵にさらされる労働者の健康障害を防止するため、設備、作業工程または作業方法の改善、作業環境の設備等必要な処置を講ずるように努めなければなりません。

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